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DX推進でアナログ業務から脱却!札幌のラフダイニングが「らくしふ」で実現したシフト管理の効率化と人件費適正化

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株式会社ラフダイニング 飲食事業部 事業本部長 千田 慎也様

札幌市で9店舗の飲食店を展開する株式会社ラフダイニング様は、鮮魚店を併設する居酒屋「シハチ鮮魚店」などを通して、「食卓に魚を届けるメディア」としての役割を追求しています。多店舗展開に伴い、従来のエクセルによるシフト作成業務の煩雑さが増していた同社は、DX推進の一環としてシフト管理システム「らくしふ」を導入。その結果、シフト作成時間は従来の約1週間から1〜2日に大幅に短縮されたたことに加え、店長が経験則ではなく数字に基づいたマネジメントを行うなど、各店長の成長を促しました。今回は、飲食事業部の千田様に「らくしふ」導入の背景と、DX推進を通じて実現した具体的な効果について詳しく伺いました。

導入前

  • エクセルを用いた運用で、シフト作成業務に月1週間程度を費やしていた
  • 各店長は経験則で必要人数を推測し、シフトを組んでいた
  • アルバイトの過剰配置により、余剰な人件費が発生していた

導入後

  • シフト作成時間が月1~2営業日に短縮された
  • 経験則ではなく売上目標を踏まえたシフト作成が可能に
  • 売上・打刻・シフト情報を分析し、稼働人数を見直すことで、余剰な人件費を防止

“食卓に魚を届けるメディア”としての飲食店を札幌市で展開

株式会社ラフダイニング様の事業内容をご紹介ください。

千田様 当社は「(うみ)の課題を解決し、笑顔の食卓を未来につなぎ続ける」というビジョンを掲げ、札幌市で9店舗の飲食店を運営しています。特に特徴的な店舗ブランドは「シハチ鮮魚店」です。この居酒屋は鮮魚店を併設しており、北の海で獲れた新鮮な魚介をその場で買って、店舗やご家庭で楽しむことができます。

当社は飲食店を単なる食事の場ではなく「食卓に魚を届けるメディア」と捉え、魚を始めとする食材の価値をお客様に提案しています。魚の魅力をより直接的に伝えてるシハチ鮮魚店は、その代表例と言えるでしょう。

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アナログな体制からDXへの転換。「らくしふ」導入で実現する働き方改革と適正な労務管理

「らくしふ」を導入した背景と経緯を教えてください。

千田様 「DXを推進し、皆がより働きやすい会社にする」という企業方針が背景にあります。以前は店舗間の情報共有が電話に限られていたり、売上がエクセルで管理されたりと、業務体制が非常にアナログでした。そこで、DX推進の第一歩として、「らくしふ」導入前に多店舗飲食店向け経営管理ツール「FLARO」を導入しました。これにより、顔認証での勤怠打刻やボタン一つでの売上管理が可能になりました。

「らくしふ」はDX推進の第二弾として導入しました。エクセルでの入力作業削減に加え、特に魅力に感じたのが労務アラート機能です。この機能は、設定した総労働時間や残業時間などの条件に反するシフトを自動検出し、アラートを発してくれます。これにより、より適正な労務管理が実現できると期待しました。

労働時間管理の重要性を認識し始めたのは、当時8店舗目を展開していた頃、IPO(株式公開)を目指す中で労務管理の改善が不可欠だと感じたことも大きなきっかけです。

DX推進ひいては働き方改革の一環として「らくしふ」を導入されたのですね。

千田様 「飲食店=ブラックな職場」という印象を持つ方もいらっしゃいます。当社は決して残業時間が長いわけではありませんが、「FLARO」や「らくしふ」といったDXツールを活用することで、残業時間のさらなる抑制や、より希望に沿ったシフト作成を実現し、社員・アルバイト双方にとって働きやすい職場環境を目指したいと考えました。

シフト作成業務の煩雑さから、月初3日間分のシフトで急場をしのぐことも

「らくしふ」導入前、シフト作成業務についてどのような課題を抱えていましたか。

千田様 シフトを作成する店長の立場では、業務負担の大きさが課題でした。「らくしふ」導入前は、各店舗の店長がLINEでシフト希望を収集し、エクセルに手入力してシフトを作成していました。店舗によっては20人以上のアルバイトが在籍しており、その全員の希望時間帯を入力するだけでも大変な作業です。

また、他店舗へのヘルプ勤務のシフト調整や、シフト希望を提出していない人への個別のリマインドにも手間がかかりました。

アルバイトに加え、役職間のシフト調整も煩雑で、スプレッドシートへの転記ミスも発生しやすかったです。複数の店舗(当時7〜8店舗)のシフト管理者は、集計業務が大変負担でした。また、スプレッドシートも十分に活用できておらず、情報共有や格納にも課題がありました。

こうした作業の煩雑さから、やむを得ず月初3日間分だけのシフトを作成し、残りのシフトは3日間のうちに完成させる、といった対応も珍しくありませんでした。

シフト作成以外の業務についても課題はありましたか。

千田様 システム導入以前は、売上、仕入れ、人件費などをスプレッドシートで個別に手入力・管理しており、人的ミスが発生しやすく、本部業務の負担が大きかった点も課題でした。

マネジメントの立場では、余剰な人件費が発生してしまうことも課題で、スプレッドシート上では、アルバイトの氏名や出勤時間帯など、シフト作成に必要な情報しか扱っていなかったためです。売上や予算、人件費率といった経営指標が見える化されていなかったため、各店長は経験則でアルバイトの出勤人数を決めるしかありませんでした。店長の経験則は概ね正しいのですが、時には必要人数以上をシフトに入れてしまい、余剰な人件費がかかることもありました。

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「らくしふ」がもたらした店長の意識改革。通知に基づいたマネジメントと人件費の適正化

「らくしふ」の導入により、シフト作成業務にどのような改善や変化が見られましたか。

千田様 毎月のシフト作成時間が約1週間かかっていたのが、1〜2営業日に短縮されました。店長の「大変だからシフト共有が遅れても仕方ない」という意識も変わり、以前のように月初3日間分だけのシフトを作成して急場をしのぐこともなくなりました。以前と比較して約1/3程度の短縮です。メモ機能をシフト作成時に活用し、店舗全体への共有事項や新入社員への連絡事項などを伝達できるようになりました。

また、複数店舗を横断したシフト作成が可能で、「らくしふ」上でヘルプ勤務のシフト調整をスムーズに完結できるようになりました。わざわざ他店舗と電話でやり取りする手間は不要です。特に当社は近隣店舗が多く、ヘルプ勤務を希望するアルバイトも多いため、この機能の恩恵を強く感じています。複数の店舗で働けるアルバイトの管理や所属の変更などを設定で行うことで、店舗間のヘルプ体制が円滑になりました。

アルバイトスタッフはデジタルツールへの抵抗が少なく、シフト提出が簡単になったことや、締め切り前の自動リマインド機能が好評です。

多店舗飲食店向け経営管理ツール「FLARO」との相互活用による効果も教えてください。

千田様 店長が数字を意識したマネジメントを行えるようになりました。具体的には、「FLARO」からエクスポートした日別の売上目標値を「らくしふ」にインポートすることで、各店長は売上目標値を踏まえたシフトを作成できています。

店長が数字を意識してシフトを作成するようになるなど、店長の成長が見られました。売上計画に基づいた人員配置を考えるようになり、人数過不足のミスが減少しました。

また、「FLARO」上の売上データや打刻情報と「らくしふ」上のシフトを突き合わせることで、余剰な人件費を防げるようになりました。例えば、シフト上では5時間勤務となっていたアルバイトが実際には7時間働いていた場合など、シフト上の勤務時間を実際の勤務時間が超過しているケースが該当します。こうした勤務時間の乖離が、売上増加など正当な理由によるものなのか勤務実態を分析し、そうでなければ稼働人数を見直すことで、人件費の適正化を進められています。

「FLARO」との併用によって、勤怠管理や休暇申請がスムーズになり、残業時間の把握や労務管理も効率化しました。

さらに、売上と人件費の関連性を分析し、人員配置の最適化やコスト削減に繋げることが可能になりました。月の予算と実績の差異を確認する際にシフトを見直す店長もおり、無駄な人員配置に気づくきっかけとなったことで、店長たちがコスト管理を意識し始めています。

「らくしふ」を導入したら…

  1. シフト作成時間の短縮
    • 毎月1週間程度かかっていたシフト作成時間を1~2営業日に短縮
    • ラウンド機能により、ヘルプ勤務のシフト調整もスムーズに
  2. 人件費の余剰を防止
    • 売上・打刻・シフト情報を分析することで、アルバイトの配置人数と人件費を適正化
  3. 数字を意識したマネジメントの実現
    • 各店長の経験則ではなく、売上目標値を踏まえた上でのシフトを作成できるようになった
  4. シフト作成を担当する店長の意識改革
    • 「シフト共有が遅れても仕方ない」という意識が変わり、早期にシフトを作成するように

DXは早期導入が鍵。多店舗展開における「らくしふ」の重要性と今後の展望

「らくしふ」のサポート体制はいかがですか。

千田様 細やかなサポートをしていただき、大変満足しています。特に右も左も分からない導入工程では、失礼ではないかと心配になるくらい充実した支援をいただきました。「らくしふ」の導入サポートもあり、現在は私一人で各店長からの質問や問い合わせに対処することができています。

今後「らくしふ」をどのように活用していきたいですか。

千田様 「FLARO」との連携強化を進め、経営指標を踏まえた、より最適なシフトを作成したいと考えています。具体的には、「FLARO」上の日別予算を「らくしふ」と同期させ、売上目標だけでなく予算も反映したシフト作りを目指しています。これが実現されれば、新人からベテラン店長まで、経験を問わず誰でも最適なシフトを作成できるようになるでしょう。

最後にシフト作成・管理に課題を抱える飲食店へメッセージをお願いします。

千田様 特に多店舗展開を進める飲食店は、なるべく早期に「らくしふ」を含むDXツールを導入すべきだと考えます。店舗数が増えて、社員やアルバイトが増えるほどに、現場での混乱(ハレーション)のリスクが高まるためです。実際に8店舗目を展開した時点で「らくしふ」を導入した当社は、「設定が大変そう」「なぜ導入するのか」という反発の声が一部から上がっていました。こうした実体験から、DXツールについては2~3店舗目を出店したあたりで導入した方が、よりスムーズな浸透を図れるのではないかと推測します。

当社がそうだったように、「らくしふ」を導入することで、シフトが「作って終わり」から「作ったあとに分析するもの」に変わるはずです。ぜひシフトを切り口としたDX推進に「らくしふ」を役立ててみてはいかがでしょうか。

千田様、お忙しい中お時間をいただき、ありがとうございました!

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※内容は取材当時(2025年6月)のものです。現在の情報とは異なる場合があります。

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