「らぁ麺はやし田」「CONA」の急成長を支えるDX。シフト作成を半減、労務入力をゼロにして「人」に向き合う時間を創出
ラーメン事業部 マネージャー 佐藤 瑞士 様
人事部 労務課 滝口 詩織 様
レストラン事業部 営業サポート 瀨田 美咲 様
「らぁ麺はやし田」や「CONA」などラーメン事業やレストラン事業を多角的に展開する株式会社INGS。急成長を遂げる同社では、アナログなシフト管理や、勤怠システムへの手入力作業が、現場と本部の大きな負担となっていました。クラウドシフト管理「らくしふ」の導入により、店長のシフト作成時間が2時間から1時間へ半減し、労務管理の手入力作業がゼロになるなど、圧倒的な業務効率化を実現した背景とその効果について伺いました。
「らくしふ」導入の意思決定をされた取締役の磯野様、「らくしふ」の店舗展開や労務で利用している人事部労務課の滝口様、店長時代にシフト管理を実施され、現在はマネージャーとして4店舗を管理しているラーメン事業部エリアマネージャーの佐藤様、スタッフとして「らくしふ」を利用していたレストラン事業部営業サポートの瀨田様にお話を伺いました。
【導入前】
- Excelや紙を使ったシフト回収で、転記の手間や打ち込みミスが多発
- 確定したシフトを勤怠システムに入力する作業に膨大な時間がかかっていた
- 他店舗のシフト状況が見えず、個人のLINE等でのヘルプ調整が非効率
【導入後】
- シフト作成時間が2時間から1時間へ半減した
- 勤怠システムへの手入力作業がゼロ、事務作業の負担を大幅削減
- 全店舗のシフトが可視化、自発的なヘルプ要請が可能に
企業の成長を支える、多様な働き方と店舗運営
まずは、貴社の事業内容や店舗の運営体制について教えてください。
滝口様:弊社は、ラーメン事業部の「らぁ麺 はやし田」や、レストラン事業部の「CONA」「焼売のジョー」など、複数のブランドを展開し、飲食店経営やFCプロデュース事業を行っています。新店舗も続々と増えており、現場で働くスタッフの年齢層は学生のパートナーさんから50代のベテランまで様々です。また、子育てに合わせて働く「時短社員」制度など、スタッフ一人ひとりのライフスタイルに合わせた多様な働き方ができるのが特徴です。
現在、「カンテラ採用」に力を入れているとうかがいました。
瀨田様:はい、全社的な大きなトピックとして、店舗で働いてくれている優秀なパートナーさんを社員として登用する「カンテラ採用」という制度に注力しています。飲食業界全体で人材不足が深刻化する中、学生時代から働いてくれているスタッフに「この会社でずっと働きたい」と選んでもらうためには、企業としての魅力度を高めなければなりません。
「らくしふ」のようなシステムなどを取り入れ、属人的な店舗運営から脱却し、DXを推進していることは、「働きやすい環境が整っている会社」という対外的なイメージアップに直結し、カンテラ採用を推進する上でも大きな強みになっています。
手書きシフトと手入力に追われたアナログ時代
「らくしふ」導入前は、どのような手法でシフト管理をされていましたか?当時の課題について教えてください。
磯野様: 以前は、スタッフからLINEや口頭でバラバラに届く希望休を回収し、Excelへ手入力してシフトを作成するという、極めてアナログな運用を行っていました。本部でも店舗でも、事務作業に膨大な工数が奪われていたのが大きな課題でした。
佐藤様: 私が店長だった当時は、個人LINEに届くメッセージを一つひとつ確認しながら、自作のExcelに打ち込んでいました。提出漏れの確認や打ち込みミスも多く、シフト作成には毎回2時間近くを費やしていました。他の店長たちも、本来の業務である接客や教育の時間を削って、この事務作業に苦労していたと思います。
滝口様: 労務側の負担も深刻でした。店舗によっては紙のフォーマットに手書きでシフトを組んでいたため、その紙を見ながらスタッフ全員のシフトを、勤怠システムへ1分単位で手入力し直していたんです。一店舗あたり半月分で1時間以上。全店分となると想像を絶する作業量でした。
また、他店へのヘルプ調整も、お互いのシフトが見えない中で「この時間、誰かいない?」と手探りのやり取りが発生しており、店舗と労務の両方で、調整や入力といった事務作業に時間を取られ続けていました。
瀨田様:私は当時、新卒で入社しレストランの店舗にスタッフとして配属されていたのですが、店長にLINEで希望休を送る際、「休みの希望が多いと思われないかな」と気を遣ってしまい、提出の心理的ハードルがありました。また、確定したシフトも全スタッフのシフトが載ったPDFファイルだったので、拡大して自分の名前を探すのが一苦労でした。
希望シフトが転記不要になりLINE回収と、精度の高い予実管理が決め手
数あるシステムの中で、「らくしふ」を選定された決め手は何だったのでしょうか。
磯野様:「らくしふ」を選定した一番の決め手は、LINEでシフト回収ができ、それがそのままシステムに自動反映されるため転記の手間がなくなるという点でした。今までメッセージアプリ上で全店舗のシフト状況が可視化されることで、属人的に行っていたヘルプのやり取りもスムーズに行えるようになると感じました。
さらに、上場に向けて人件費などの予実管理が厳しく見られる中で、予算に対する進捗をより正確にコントロールできるようになることも大きな要因です。コスト面でも展開しやすい金額感だったため、導入を決定しました。
スムーズな現場浸透と、提出の心理的ハードル低下
現場への導入や浸透はスムーズに進みましたか?
磯野様:まずはヘルプのやり取りが頻繁に発生しているレストラン事業部の一部店舗でトライアルを実施しました。そこで「現場でも十分に運用できる」と判断し、全店へ一気に展開しました。
滝口様:店舗展開時には、社内のコミュニケーションツールを使って、全社に導入のアナウンスとメリットを共有しました。
また、現場からの質問を減らし運用を効率化するために、私の方で独自の運用マニュアルも作成しています。シフトやスタッフの登録方法だけでなく、特によく来る「アカウント連携」などの質問をまとめたマニュアルを作成し、店舗へ展開しました。
わからないことがあっても「らくしふ」のサポート窓口は返信がとても早く、非常に助かっています。
瀨田様:シフトを提出する立場としては、普段使い慣れているLINEからボタン一つで提出するだけなので、抵抗感は全くありませんでした。店長に直接メッセージを送る気遣いがなくなって本当に嬉しかったですね。直感的に使えるデザインなので、分厚いマニュアルがなくても触っているうちに自然と使いこなせました。
シフト作成時間が半減し、教育や接客の時間を創出
「らくしふ」導入後、現場の業務にはどのような変化がありましたか?
佐藤様:シフト作成の時間は圧倒的に減りました。以前は2時間かかっていたシフト作業が、早い時は1時間ほどに半減しています。作成の手間が省けた分、残業時間の削減や空いた時間を他の業務に充てられるようになり、労働環境の改善に直結しています。
瀨田様:シフト作業の時間が減ることで、店舗本来の目的であるお客様へのサービス向上や、パートナーさんへの教育に時間を割けるようになったことは大きな効果です。また、他の店舗のシフトが「らくしふ」上で見られるようになったため、「うちの店舗が空いているからヘルプを送ろうか?」と、こちらから提案できるようになるなど、店舗間の協力体制も強まりました。
理想の配置と、現場の意思疎通。過去の経験を「型」に残し、人件費の余剰を防ぐ最適解へ
ラーメン店で精度の高いシフトを組むために、具体的にどのように「らくしふ」を活用されていましたか?
佐藤様:店長時代に一番重宝したのは、「時間別理想人数(定数)」の登録と予算管理機能です。
曜日ごとの売上予測と自分で決めている人員配置のルールに基づき、「どの時間に何人必要か」を「らくしふ」の時間別理想人数にあらかじめ登録しておくことで、シフト画面上で人員の過不足がぱっと可視化されます。「不足しているから補充する」「余裕があるから教育に回す」といった判断が瞬時に下せるようになりました。
結果として、ピーク時の人数を理想値と完全に一致させるなど、精度の高いシフト作成が可能になり、人件費の余剰を抑えながら、着実に売上を確保できる体制を構築できました。
また、ポジションごとの色分け機能で「誰がどのポジションに入るか」を明確にしたり、メモ機能を活用し、新人教育の指示や店舗の申し送り事項を共有することで、現場の意思疎通も円滑になりました。
さらに、イベントの際などは昨年のシフトデータとメモを振り返り、過去の配置人数を参考にして精度の高いシフトを作成していました。
手入力ゼロと「労務アラート」で、煩雑な労務管理を改善
労務の視点から見て、「らくしふ」を導入したことでどのような業務改善がありましたか?
滝口様:一番の改善は、勤怠システムへの手入力作業がゼロになったことです。API連携によって一括でデータが連携されるようになり、かつて手書きのシフトを見ながら手打ちしていた時代と比べると、圧倒的に手間が省けています。
また、非常に助かっているのが労務アラート機能です。現在、店舗には外国人留学生のスタッフも多く在籍していますが、留学生には「週28時間以内」という労働時間の制限があります。「らくしふ」では、外国人留学生のスタッフに対して週28時間を超えるとシフトが確定できない設定になっているため、未然にオーバーワークを防ぐことができており、本当に助かっています。
さらに、36協定など残業時間の管理においても、「らくしふ」上で休憩時間を引いた「実労働時間」が算出されるため、総労働時間の把握がしやすく、全店舗の適切な労務管理に役立っています。
「らくしふ」を導入したら…
- 希望シフト回収・転記が自動化され、入力の手間と提出するときの心理的ハードルがゼロに
- 勤怠システムへの手入力作業がゼロになり、労務の負担が激減
- 店長のシフト作成時間が2時間から1時間へ半減し、接客やパートナー教育に注力
- 他店舗のシフトが可視化され、自発的なヘルプ要請が実現
- 時間・ポジション別の人員の過不足が可視化され、より精緻なシフト作成が可能に
- 外国人留学生の労働時間超過(週28時間ルール)リスクを未然に防止
今後の展望と、導入検討企業へのメッセージ
最後に、今後の展望と、「らくしふ」の導入を検討している企業様へメッセージをお願いします。
滝口様:店舗数が増え続ける中で、現場も本部もさらに楽になるようなシステム環境の整備を続けていきたいです。現在Excelや紙でシフトを作成している企業様には、ぜひ一度トライアルをしてみてほしいです。事務作業を簡略化し、削れた時間をサービス向上やスタッフとのコミュニケーションに充てることができるはずです。
瀨田様:今後もDX化を推進することで、パートナーさんから「管理体制が整っている魅力的な会社だ」と信頼される環境を作り、カンテラ採用の推進やスタッフの定着率向上につなげていきたいです。
※内容は取材当時(2026年1月22日)のものです。現在の情報とは異なる場合があります。


