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【開催レポート】人手不足時代だからこそ”人への投資”で成長を止めない── すかいらーくが行った経営判断 ──「店舗中心経営」を軸に進めた、現場と本部の再設計

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少子高齢化や働き方の多様化が進む中、外食・小売をはじめとする多店舗事業において「人手不足」は現場レベルの課題にとどまらず、事業成長や経営の持続性そのものを左右する重大なテーマとなっています。

こうした背景のもと、弊社クロスビットでは「人手不足時代だからこそ”人への投資”で成長を止めない ── すかいらーくが行った経営判断」を2026年3月17日に開催しました。本イベントには外食・小売業界の経営層や営業・DX・人事・情報システム等の責任者が集いました。

本レポートでは、国内外で約3,100店舗を展開するすかいらーくの事例を題材に、現場と本部の再設計を進めた「店舗中心経営」のエッセンスをダイジェストでお届けします。当日のすかいらーく 三品氏の登壇内容は、アーカイブ動画でフルでご視聴いただけます。

アーカイブ動画の視聴はこちら(無料)

※フォームにご記入いただくと視聴URLが届きます。

登壇者プロフィール


三品 繁 氏(株式会社すかいらーくホールディングス IT本部 IT企画グループ/フィールドDXグループ ディレクター)

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入社後、店長やエリア統括として店舗業務、複数店舗の管理業務に従事。 2015年IT関連部署に異動、ポイントプログラムの導入やPOSシステム刷新、キャッシュレス化の推進などの様々なプロジェクトに参画。現在は、店舗従業員の満足度向上に向け、店舗バックオフィスや従業員コミュニケーションのDX化プロジェクトを推進。

小久保 孝咲(株式会社クロスビット 代表取締役)

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早稲田大学政治経済学部在学中に転職エージェントで法人営業マネージャーを経験。自営業の家庭に育ち、「はたらくこと」と生活の関係性に強い問題意識を持つ。2016年にクロスビットを創業し、クラウドシフト管理「らくしふ」を提供。シフトデータから見えてくる「労働力の需要と供給」を解析し、就業・採用・給与までを一気通貫で最適化する「Workforce Enablement」を掲げ、労働力不足という社会課題に挑み続けている。

Part 1|すかいらーくホールディングス 三品氏 講演

登壇:三品 繁 氏(株式会社すかいらーくホールディングス )

最初のセッションには、すかいらーくホールディングスの三品 繁氏が登壇。入社後、店長・エリアマネジャーとして約13年間を現場で過ごし、2015年からIT部門に着任した「現場を知り尽くしたIT責任者」の視点から、約3,100店舗・従業員10万人を擁する同社が進めてきた「店舗中心経営」の全容が語られました。

三品氏はまず、すかいらーくのDX戦略ロードマップを紹介。2019年以降、入店から退店までの顧客動線に沿って一つひとつの業務をデジタル化してきた経緯を説明しました。デジタルメニューブック、ネコ型配膳ロボット、テーブル決済・セルフレジ、そして入店案内システムの導入といった取り組みの根底にあるのは、「従業員のお困りごとを解決する」という一貫した姿勢でした。

「デフレ時代の外食業界では 『人=コスト』で、労働時間を削って利益を出すのが主流でした。しかしここ2〜3年で、人は付加価値を生む原動力であるという考え方にトップの方針が大きく変わりました」

この価値観の転換を体現するのが「店舗中心経営」。従来の「本部主導」から「店舗が主語」の経営へと舵を切り、マネジャーには「業務負荷の軽減」「権限の委譲」、クルー(店舗スタッフ)には「働き方の多様化」「エンゲージメント強化」を柱とした施策を展開しています。

講演では、店舗オペレーションの可視化や人員配置の最適化、従業員エンゲージメント向上に向けた独自の仕組みづくりなど、「店舗中心経営」を支える具体的な施策が数多く紹介されました。

「多くの従業員が短期間で入れ替わる環境。だからこそ、一人ひとりの能力を向上させる仕組みが必要です。人の能力が上がれば生産性が向上し、付加価値の創造につながる。それが私たちの経営理念『価値ある豊かさの創造』そのものだと考えます」

DXは単なる省人化ではなく、「現場で働く人が本来やるべきことに集中できる環境をつくる」ための手段だということ。テクノロジーを通じて人の力を最大化する循環こそがすかいらーくの成長を支えている、と三品氏は語りました。

三品氏の講演では、スポットクルー制度やシフト管理の具体的なオペレーション改善の話などが語られました。アーカイブ動画ではすかいらーくの登壇内容をフルでご視聴いただけます。

アーカイブ動画の視聴はこちら(無料)

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Part 2|クロスビット 小久保 講演

続いて登壇したのは、クロスビット代表取締役の小久保 孝咲。「企業価値を高める『人的資源』の戦略的配置」をテーマに、すかいらーくの事例を「再現性」の視点から紐解きました。

小久保は、「店舗中心経営」を自社で再現するカギは「現場の裁量」と「本部の統制」のバランスにあると提起。そのバランスを実現するために不可欠なのが、店舗データの可視化であると語ります。

「現場が可視化されて初めて、適切な現場支援が可能になる。ダイエットでいえば、体重計に乗らない人はダイエットに成功しない。見える化しない限り、改善はできません」

クロスビットが提供するクラウドシフト管理「らくしふ」は、シフトデータを起点に人員配置・離職率・人件費適正値など多角的なデータを収集。感覚ではなく事実に基づく経営判断を支援するプラットフォームとして、導入事業所数は30,000を超え、ユーザー数100万名を突破しています。

講演では、「らくしふ」を導入した企業の事例を交えながら、シフトデータの活用がどのように現場の改善や経営指標の向上につながるかが具体的に紹介。

適切な人員配置が「利益体質の強化」と「人的資本の維持」の二つに貢献すること、そして適切な人員配置は最も再現性の高い競争優位性になると力強く締めくくりました。

Part 3|パネルディスカッション

講演後に行われたパネルディスカッションでは、会場の参加者が事前投票で選んだテーマを中心に、三品氏と小久保が議論を展開。すかいらーくにおけるDXチームの構成や、システム導入時に現場を巻き込むための工夫、そして未来へのビジョンについて、具体的かつ率直なやり取りが繰り広げられました。

Part 4|ネットワーキング

パネルディスカッション終了後は、登壇者も交えた参加者同士によるネットワーキングの時間を設けました。軽食とアルコールを片手に、当日のセッションで得た気づきをきっかけに、各社の取り組み事例や業界の最新情報が活発に交わされました。
近しい業種の方々が課題感を共有し合う場面もあれば、異業種の参加者同士の会話が盛り上がるシーンも。職種や業界の垣根を越えた交流が自然と生まれ、会場は終始にぎやかな雰囲気に包まれました。

参加者の声

イベント後に行われたアンケートでは、参加者の92%から「満足」「やや満足」との回答をいただき、DX実装に対する高い共感の声が寄せられました。

参加者の声(アンケートより)

  • 「人は付加価値を生む原動力という考え方に大変共感しました」
  • 「店舗中心経営を実践する上で、どう店舗へ浸透させるか、どう巻き込んでいくかのお話がすごく印象に残りました」
  • 「どうしても本部主体となってシステムを入れ替えてしまうことが多く、懸念がありました。現場のお困りごとを解決する、これを大前提として捉えていただけるように弊社でも工夫したいと思いました」
  • 「前半の講演内容と紐づけてパネルディスカッションで議論を深めていく進行がとても印象的でした。点から線へとつながる部分があり、大変有意義でした」

総括|当日の講演をアーカイブ動画でご覧いただけます

本レポートでは各セッションの要点をお伝えしましたが、アーカイブ動画には三品氏が語る「店舗中心経営」の具体的なオペレーション改善策やシフト管理のノウハウなど、レポートだけではお伝えしきれない貴重なインサイトが多数含まれています。

人手不足時代の持続的な成長戦略や、現場が主体となるDXの実装に関心をお持ちの皆様は、ぜひアーカイブ動画をご視聴ください。

アーカイブ動画の視聴はこちら(無料)

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